秘書検定とは
秘書検定は財団法人実務技能検定協会が主催する、文部科学省後援の資格試験です。1年に3回(準1級と1級は2回)実施されており、全国各地で筆記試験を受けることができます。例年、春の検定は6月、秋の検定は11月、冬の検定は2月にあり、3級の試験時間は120分、2級は130分です。準1級は140分、1級は150分で、それぞれ3級・2級と平行して実施されているため、3級と2級、準1級と2級なら同日受験をすることが可能です。準1級と1級には筆記試験の合格者のみを対象にした実技試験(二次試験)があり、全国の主要都市10箇所前後で行われていて、日程はそれぞれ異なりますが、願書を提出するときに選ぶことができます。実技試験だけが不合格の場合は、次回と次々回に筆記試験を免除されて再挑戦することもできます。
秘書検定の受験資格に年齢などの制限はないので、いつでもだれでも受験することができます。願書は全国の申込受付書店や大学生協で入手できますが、遠くて不便だという場合にはメールで協会宛に資料請求、現金書留でも可能です。インターネットからも申し込める期間があり、コンビニ支払いが可能です。合否通知書は1ヶ月以内に届くので、履歴書などに記載できる時期を考えて、受験時期を決めるとよいでしょう。
秘書検定の筆記試験は「理論」と「実技」に領域区分され、各分野それぞれで正答率が60%以上で合格となります。主催団体である財団法人実務技能検定協会の公式HPには、過去の問題が公開されていますので、さっそく見てみましょう。3級はマークシートと穴埋めだけ、2級は添削・校正のような問題もあり、準1級は短文の記述などがあります。1級は公開されていませんが、全て記述解答です。5つの領域に分かれていて、それぞれ「必要とされる資質」「職務知識」「一般知識」「マナー・接遇」「技能」で、前の三者が理論、後の2者が実技になります。「適当なものを選べ」が多いのですが、秘書の仕事は人間的な部分が多くを占めていますから、答えはひとつではないことが多いのです。その結果、秘書検定の問題は「以下の中から不適当なものを選べ」というパターンが多くあります。さまざまな対応が考えられるが、絶対にやってはいけないことを一つ選べばよいのです。いわゆる一般常識で対応できる問題も、非常に多くあります。
準1級と1級の二次試験は、どちらもロールプレイングと簡単な質疑応答で、1級は2人ずつ、準1級は3人ずつ行われます。1級の内容は「報告」と「応対」、準1級は「あいさつ」・「報告」・「状況対応」です。いずれも短時間ですので、課題の内容を瞬時に判断し、的確な解答を滞りなく、にこやかに口頭で表現する秘書としての力が必要になります。
